■歴史を検証する作業の基本は、前期資料(一次資料)を重視することですが、それがなかなか出来ていないのは、探すには膨大な時間と労力を要するからです。
歴史書の中には、単一な前期資料をひっくり返したり突っついたりして、如何にも重厚な歴史書の体裁を整えている立派な本が沢山ありますが、外交問題になっている歴史認識問題の武器には、あまり役にたちません。
1985年まで現代美術にどっぷり浸かっていましたので、現在、近現代史を調査研究する手法に現代美術の思想を取り入れてますが、これからは、よりいっそう徹底して実践するつもりです。
抽象表現の絵画を鑑賞して、わからないときに発する言葉に「ピカソみたい」と、よく耳にしますが、実はピカソのキュービズム絵画は、紛れもない「具象絵画」と言っても過言ではありません。
それは、モチーフを全方位から見たものをキャンパス上で再構築した物だからです。
一点から描く絵画でも、セザンヌのように後ろ木を画面に描いたり、再構築はそれまでも普通に行われていましたが、ピカソやブラックのキュービズム絵画は、対象となるモチーフの形を極限まで簡略化した結果、モチーフの構成要素の球体や立方体を使ってモチーフの実像に迫っているのです。
このような近代絵画の手法を歴史研究に取り入れると、南京問題を反証する手法も様々な視点から攻めることが可能になります。
現在、IPS細胞など様々な科学分野が進歩していますが、歴史研究の手法は旧態依然としてあまり変化がありません。
現代美術には、キュービズム以降、ミニマルアートとかコンセプチュアルアートとか、様々な表現法が実践されてきましたが、キュービズムとミニマルアートの手法を歴史研究に取り入れると、たとえば、南京問題に関してあったなかったなどではなく、まったく別の視点から明らかにすることで、実態をより鮮明に浮き上がらせれると思っております。
そこで、これからの「ひと目でわかる…」シリーズは、現代美術の思想をより鮮明に取り入れてみようと思っております。
※ ジャーナリスト水間政憲;ネットだけ転載フリー《http://mizumajyoukou.blog57.fc2.com/》
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