■北朝鮮が弾道ミサイルを、12月10日~22日の間に発射すると発表したことに、マスコミは、金正日元総書記の一周忌(12月17日)を盛り上げるセレモニーとか、韓国の大統領選投票日(12月19日)を妨害する狙いもあると喧伝している。
しかし、これまでのしたたかな北朝鮮外交を検証すると、我が国のマスコミが報道するような単純な理由では無いようだ。
実際、北朝鮮の国際的なパフォーマンスは、常に米国へのアピールが最大目的であり、そこに最近、中国との駆け引きが見え隠れしているのだ。
その視点で分析すると、北朝鮮の真の目的が垣間見えているのです。
それは、いち早く弾道ミサイルの発射準備を察知した中国は、11月30日急遽、習近平体制になって初めて党政治局員クラスの李建国乗務員会副委員長を派遣し、弾道ミサイル発射実験中止を求めて、金正恩第1書記と会談したが、北朝鮮は中国の面子を潰すように、翌日に「弾道ミサイル発射実験」を発表したのです。
この動きをどう捉えるかが、国際政治の魑魅魍魎なところなのです。
北朝鮮は、ミャンマーが中国に示した態度と同じように、これ以上中国に取り込まれることを望んでいないのです。
いま北朝鮮最大の目標は、米国の「テロ国家指定解除」と日朝国交正常化による数兆円の経済支援なのです。
北朝鮮が弾道ミサイルを発射をすると発表したことで、安倍さんを側面支援するかたちになり、安倍総理大臣がより現実味を帯びてきました。中国が必死になって実験阻止に動いたことが、それを物語っています。それは、反日マスコミが一斉に安倍総裁叩きの材料にし始めた、「国防軍」と「集団的自衛権」批判を「弾道ミサイル発射発表」によって一瞬でうち消されたからです。
要するに、金正恩第1書記は、民主党を見限って、日朝交渉を自民党と詰めたいとの意思表示が、今回の弾道ミサイル発射実験には含まれているのです。
※ ジャーナリスト水間政憲;ネットだけ転載フリー《http://mizumajyoukou.blog57.fc2.com/》
(条件;上記全文掲載)

